同じ返済額なのになぜ元金が減りにくいのか 元利均等返済の内訳

毎月払っている額が、そのまま借金の減った額とは限りません。元利均等返済は、元金と利息の合計をならす仕組みです。

返済の中には二種類のお金がある

元金は借りたお金そのもの、利息はそのお金を借りている期間に応じた負担です。元利均等返済では、金利などの条件が変わらない場合、両者を合計した定期的な返済額が一定になります。毎回同じ額の元金を返す「元金均等返済」とは違います。

最初は利息の対象が大きい

架空の計算で、借入残高1,000万円、年利1.2%を12で割って月利0.1%、月々の返済額を5万円と仮定します。最初の月の利息は1万円なので、元金の返済は4万円です。返済後の残高は996万円になります。

次の月の利息は9,960円、同じ5万円を払えば元金返済は4万40円です。返済額が変わらなくても、利息が減った分だけ元金に回るお金が増えます。この例は内訳の説明だけを目的とし、返済期間を指定した住宅ローン見積りではありません。日割りや端数処理、費用も省いています。

元金均等なら最初の負担が大きくなる

元金均等返済は、元金部分を一定にして、残高に応じた利息を上乗せします。一般に同じ借入額・金利・期間なら、最初の返済負担は大きくなる一方、元金が早く減り、利息総額は元利均等より小さくなります。毎月の余裕を重視するのか、元金を早く減らすのかという比較です。

一定という言葉の条件を読む

元利均等という返済方式と、固定金利・変動金利という金利の種類は別の軸です。元利均等だから金利が変わらないわけではありません。変動金利商品の返済額見直しなどのルールは商品により異なるため、方式名だけで将来の支払額を確定させないことが必要です。

比較には総額と残高の両方を使う

毎月の返済額が小さくても、期間が長ければ総負担は変わります。比較時は借入額、金利条件、返済期間を揃え、毎月額・総利息・途中時点の残高を並べると判断しやすくなります。返済方式は、借金を安く見せる名前ではなく、時間に沿った元金の減らし方です。

一次資料と確認日

資料確認日:2026年10月24日。制度や商品条件は変わる場合があります。本文は一般的な仕組みの解説であり、個別の投資・契約を勧めるものではありません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました