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マクロ・市場分析

貸出で預金が生まれ、返済で消える?銀行のお金を一周させて理解する

「銀行は預かったお金を貸す」とだけ覚えると、貸出で預金が生まれるという説明が矛盾して聞こえる。両者を整理するには、貸出を記録する瞬間と、その後に支払いを済ませる段階を分けるとよい。ここでは架空の100万円を一周させる。 貸出の瞬間、資産と負...
マクロ・市場分析

物価目標はなぜ2%?ニュージーランドから日本へ、インフレ目標の歩み

物価が上がると暮らしは苦しくなるのに、なぜ中央銀行はプラスの物価上昇率を目標にするのでしょうか。しかも、ニュースではよく2%という数字が登場します。インフレ目標の歴史をたどると、この数字が自然法則でも、世界共通の法律でもないことが分かります...
マクロ・市場分析

住宅ローンはなぜ証券になった?MBSのお金の流れと消えないリスク

何十年もかけて返す住宅ローンを、投資家が持つ証券に変える。これが住宅ローン証券化の基本だ。「借金を売れば危険が消える」という意味ではない。長期の返済を待つ仕組みと、そのリスクを誰が引き受けるかを組み替えている。 長期の貸出を、ずっと抱える難...
マクロ・市場分析

AAAは安全のお墨付き?鉄道債券から始まった信用格付けの読み方

債券の紹介で見かけるAAAやBBB。学校の成績に似ていますが、商品の総合点ではありません。信用格付けが答えようとしているのは、主に「約束したお金を支払えるか」という問いです。生まれた背景を知ると、便利さと限界を同時に理解できます。 1. 起...
マクロ・市場分析

金利が上がると債券価格はなぜ下がる?利息と利回りを分けて考えよう

「金利上昇で債券が値下がり」と聞くと、金利が高いほど得ではないのか、と不思議に思うかもしれません。ここで動いているのは、すでに発行された債券の売買価格です。新しく貸す人と、以前から債券を持つ人では、同じ金利上昇の見え方が違います。 1. 債...
株式投資

株価は誰が決める?取引所の成り立ちと注文が出会う仕組み

企業が「今日の株価は1,000円です」と決めているわけではない。取引所の株価は、買いたい人と売りたい人の注文が、決められたルールで出会った結果だ。その仕組みは、取引相手を探す不便さから考えると分かりやすい。 相手を一人ずつ探す市場の不便 架...
株式投資

会社が倒産したら、株主はどこまで払う?有限責任が変えた投資のかたち

株を買った会社が大きな借金を残して倒産したら、その借金は株主にも回ってくるのでしょうか。現金で株を買う場合の基本を理解する鍵が「有限責任」です。何が有限で、誰が残りの負担を引き受けるのか。歴史からたどると、この制度の意味が見えてきます。 1...
マクロ・市場分析

小切手を持ち寄るとなぜ便利?酒場からたどる清算と決済のしくみ

銀行どうしのお金のやり取りは、一件ごとに現金を運ぶしかないのでしょうか。小切手の歴史には、その手間を減らす工夫が詰まっています。鍵になるのは、支払う額と受け取る額をまとめ、差額を決済する仕組みです。 1. 起源は銀行員の持ち寄り。1770年...
マクロ・市場分析

紙幣はなぜ使える?金の預かり証から、交換しないお金まで

金貨を持っていないのに、紙を渡すだけで買い物ができる。紙幣の不思議は、紙そのものの価値ではなく、「その紙で支払えると皆が考える仕組み」にある。ここでは英国の銀行券を一例に、預かり証から現在のお金へつながる道を追う。 重い金属を、毎回運ばなく...
マクロ・市場分析

預金保険はなぜ生まれた?取り付け騒ぎと「先に逃げる」心理をほどく

銀行が危ないと聞いたら、ほかの人より先に預金を引き出したくなる。ところが、その行動が一斉に起きると、銀行はさらに困る。預金保険を理解する入口は、「預金者を守る」だけでなく、この悪循環を弱める役割にある。 銀行の資産と、今すぐ渡せる現金は違う...
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